イギリスで食べたいもの[伝統料理編]

「イギリス料理はおいしくない」と言わて久しいが、それはおいしくない料理にしか出会えていないということ。階級社会の存在やさまざまな文化が融合していることもあって、伝統的かつおいしいイギリスに出会うには少しばかりの経験が必要。伝統料理の世界には、歴史や地域性など、イギリスらしさが凝縮されている。

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ローストビーフ & ヨークシャープディング Roast Beef & Yorkshire Pudding
時間をかけて丁寧に作られたローストビーフはイギリスを代表する味。ジューシーで歯ごたえのしっかりしたビーフ、巨大なヨークシャープディング、そしてグレービーソース、ホースラディッシュは究極の組み合わせ。ガイドブックなどではサヴォイ脇のSimpson’s in the Strandが必ず登場するが、ロースト料理で人気のパブの方が感動は大きいかもしれない。


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サンデーロースト Sunday Roast
ロースト料理はもっともイギリスらしい味。日曜に自宅でロースト料理を食べる習慣は消えつつあるが、パブの人気メニューは健在。写真はローストしたビーフ、ポーク、チキンの盛り合わせに自家製ハギスが載った絶品サンデーロースト・プラッター。お腹も心も満ち足りて、その日は夕食もいらないくらい。


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ソーセージ&マッシュ Sausage & Mash(Bangers & Mash)
ブリティッシュ・タイプと呼ばれるイギリスのソーセージは、大振りなサイズとハーブやスパイスを練り込んだ味わいが特徴で、立派な「メインディッシュ」。深い味わいのソーセージにクリーミーなマッシュポテトが添えられるが、このマッシュのおいしさはさすがジャガイモの種類が豊富なイギリスならでは。


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プディング Puddings
プディングとは料理の技法のことで、そのバリエーションは料理からスイーツまで幅広い。料理におけるプディングといえば、ステーキ&キドニープディングが定番だが、写真のチキン&ハム・プディングもパブの人気メニュー。ボウルを逆さまにしたような形のプディングにナイフを入れる瞬間のわくわく感もこの料理ならでは。


pieパイ Pies
イギリスのパイ料理には、パイ生地を用いたものと、生地の代わりにマッシュポテトを用いた料理とがある。前者はキッシュやポークパイなどが一般的。マッシュポテトを用いたものには、ひき肉をあわせたコテージパイ(牛)、シェパーズパイ(羊)など。燻製タラやサーモンをホワイトクリームに混ぜた熱々のフィッシュパイ(写真)は寒い日に食べると幸せな気分に。


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トッド・イン・ザ・ホール Toad in the Hole
パイ生地に空いた穴からカエルが顔をのぞかせているように見えたことから(なぜカエル!?)「穴の中のヒキガエル」という名前がついた伝統的な家庭料理。今ではパブのメニューで登場。たっぷりのグレービーをかけて味わえば、懐かしいイギリスの味わい。


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フィッシュ&チップス Fish & Chips
シンプルなメニューだからこそ店による味の違いも大きいフィッシュ&チップス。ロンドンをはじめ、イギリス各地に行列ができる店があるので、事前に行く店を調べておくことが大切。もし情報なしでロンドンを訪れて急にフィッシュ&チップスが食べたくなったら、フォートナム&メイソン内のレストランThe Fountainへ。少し値は張るがF&Mらしいエレガントなフィッシュ&チップスが待っている。

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